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二級建築士とは、どんな資格なのか?


二級建築士とは?

 

二級建築士とは、どのような資格なのか?

まず初めに国家資格に分類されます

●国家資格とは、資格国家資格とは、一般に、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明されるものとされる(国家資格 Wikipedia引用)

要は、国で法律を作り資格化したものですね

さらに国家資格の中の、業務独占資格という分類になるみたいで、

一般人には禁止されている行為を行う事ができるみたいです(行為=仕事内容)

その他、建築士の種類と業務内容

 

建築士には、様々な種類があり

一級建築士・二級建築士・木造建築士・構造設計一級建築士・設備設計一級建築士・管理建築士があります

そして、建築士として主な業務内容は

設計業務・工事監理業務になります

設計とは、建物のデザイン・仕様・強度などを考え、設計図書(図面・仕様書など)を作成する事です

工事監理業務とは、施工会社に設計図書通りに作ってもらう為に、打ち合わせ・指揮・チェックをする事です

いわゆる現場監督とは違います

工事監理者は現場で、施工会社の現場代理人(現場監督)と打ち合わせをして、打ち合わせ・指揮・チェックなどをする必要があります

そして、現場代理人(現場監督)は、設計図書に沿って、品質・安全・工程・原価管理をするのです

一級建築士の設計・工事監理できる内容

  • 基本的にはすべての建築物で、次の1~4までの建築物は一級建築士でないと 設計・工事監理 できない。ただし、一定以上の建築物は構造設計一級建築士・設備設計一級建築士の承認が必要

  1. 学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が500m2を超えるのもの

  2. 木造建築物または建築の部分で、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えるもの

  3. 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の部分で、延べ面積が300m2、高さ が13m、または軒の高さが9mを超えるのもの

  4. 延べ面積が1000m2を超え、且つ階数が3階以上のもの

二級建築士の設計・工事監理できる内容

  • 学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・百貨店などの公共建築物は延べ面積500m2未満のもの

  • 木造建築物または建築の部分で高さが13mまたは軒の高さが9mを超えないもの

  • 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の部分で、延べ面積が30~300m2、高さが13mまたは軒の高さが9m以内のもの

  • 延べ面積が100m2(木造の建築物にあっては、300m2)を超え、又は階数が3以上の建築物(ただし、第3条の2第3項に都道府県の条例により規模を別に定める事もできるとする規定がある)

木造建築士の設計・工事監理できる内容

  • 木造の建築物で、延べ面積が100m2を超え300m2以内、かつ2階以上のもの

構造設計一級建築士の構造設計が必要な建築物

  • 一定規模以上の建築物(木造で高さが13m超又は、軒高9m超、鉄骨造で階数が4以上、RC造又はSRC造で高さ20m超、その他政令で定める建築物)

  • 一級建築士として5年以上の構造設計に係る業務経験を持ち、 構造設計一級建築士講習を受け修了考査に合格した者が構造設計一級建築士になれる

設備設計一級建築士の設備設計が必要な建築物

  • 一定規模以上の建築物 (階数が3以上且つ、5000m2超の建築物)

  • 一級建築士として5年以上の設備設計に係る業務経験を持ち、 設備設計一級建築士講習を受け修了考査に合格した者が設備設計一級建築士になれる

管理建築士

 ・建築士事務所登録をするための建築士。建築士として3年以上の実務経験を経た後、管理建築士講習を受け修了考査に合格した者が管理建築士になれる

以上( 建築士  Wikipedia引用 )をふまえた上で

ランクをつけるとすると

1位:構造設計一級建築士・ 設備設計一級建築士

2位:一級建築士

3位:管理建築士

4位:二級建築士

5位:木造建築士

となりそうです

したがって二級建築士は建築士としての登竜門と言っても過言ではないでしょう

二級建築士の資格を、とる為の条件は?

 

二級建築士の資格をとる為には、条件があります

誰でもすぐに受験出来るという事ではないのです

さすが国家資格といったところです

平成20年11月28日に、建築士法の改正により受験資格に一部変更がありました

建築士法の改正より、ちょっとややこしくなっています

簡単に説明しますと、

平成20年11月28日より前に、入学されている人

建築の大学・専門学校を卒業した人

 ●卒業後受験出来ます(土木関係だと、1年の実務経験が必要)

建築の中・高等学校を卒業した人

 ● 3年以上の実務経験が必要です

その他の人

 ●7年以上の実務経験が必要です(実際に建築関係の仕事をする )

平成20年11月28日以後に、入学されている人

建築の大学・専門学校を卒業した人

 ●科目によって単位が決められており、その単位数で実務経験の年数が変わる

 (約0~2年の実務経験が必要)

建築の中・高等学校を卒業した人

 ● 科目によって単位が決められており、その単位数で実務経験の年数が変わる (約3~4年の実務経験が必要)

専修学校・職業訓練校を卒業した人

 ● 修業によって単位が決められており、その単位数で実務経験の年数が変わる (約0~5年の実務経験が必要)

その他の人

 ●7年以上の実務経験が必要です(実際に建築関係の仕事をする )

かなり簡単に書いておりますので、ご注意ください

必ず、公益社団法人 建築技術教育普及センター のホームページで確認するか、お問合せをして確認をとってください

自分が何処に当てはまるかは、物凄く重要な事です

あとからご紹介させては頂きますが、試験は1年に1回

さらに受講料も必要になります

公益社団法人 建築技術教育普及センターに問い合わせ又は行かれてみる事を特にオススメ致します

実務経験とは、どのよう事をすればよいのか?

 

基本的に建築関係の仕事に就職すればよいのです

私は二級建築士の資格を持っていませんが、

受験したことはありますので(笑い・・泣けてくる)

どんな現場で、何をどのくらいの期間したかを専用用紙に書き、会社でサインしてもらい

受付機関に願書と一緒に提出をして、確認をしてもらうのです

ちなみに、専用用紙は願書の中に入っており、

現場名・内容・工事期間と書くところがあります

そして、合計が必要実務経験年数に達していれば良いのです

願書は配布が開始されると手に入れる事ができます

だいたい2~4月ごろに配布されます

インターネット取り寄せ・郵送による取り寄せ・窓口に取りに行くようになります

願書配布日は事前に発表されますので

公益財団法人 建築技術教育普及センターのホームページでご確認ください

例えば、建築関係の仕事といっても色々ありますよね

設計事務所・建設会社・工務店・専門職(職人)・リフォームなどの会社があり

さらに、仕事内容も営業・監督・職人・事務などがあります

どれでも良いのか?と言いますと、昔はそうでしたと言っておきます

(さすがに、事務系は難しかったかもしれません)

いけない事ですが、

例)〇〇新築工事、現場監督見習い、〇月~〇月まで

と、このような感じになるように書けばほとんどがOKでした

(個人面談があり、ちょっと聞かれますが)

が・・・しかし、 平成20年11月28日に、建築士法の改正により

かなり厳しくなったみたいです

どんだけ厳しいのか?は、ちょっとわかりませんが

ネットで調べた限りでは

設計事務所・建設会社・公務店で、仕事内容も設計・監督業務しか難しいのでは?と思う位です

(最低でも2級建築士事務所登録あり)

ただし、噂が一人歩きしている事もあります

公益社団法人 建築技術教育普及センターにこのような仕事しているのですが

対象になりますか? ダメならどんな内容ならOKですか?

尋ねるのが一番です(不安なところがあるのなら、名のならければ良いのです)

建築士の開催日及び試験内容は?

 

建築士の試験は、1年に1回になります

一級・二級・木造建築士とも3~4月くらいで受付を済ませ、

7月位に学科の試験があります

学科に合格した人は、10月位に設計製図の試験があります

建築士(一級・二級・木造とも)の試験は、学科と設計製図の2種類あります

両方とも合格する事で、建築士になる事ができます

※学科は合格・設計製図が帆合格の場合、次の年の試験では学科が免除できます

一級建築士

 学科

  • 学科I(計画):建築計画に関する問題

  • 学科II(環境・設備):環境や設備に関する問題

  • 学科III(法規):建築の法律に関する問題

  • 学科IV(構造):建築の構造・構造計算に関する問題

  • 学科V(施工):建築の施工に関する問題

 設計製図

  • 主に鉄骨・コンクリート関係が多い(制限時間内に要求される図面を作成)

二級建築士

 学科

  • 学科I(建築計画):建築計画に関する問題

  • 学科III(建築法規):建築の法律に関する問題

  • 学科IV(建築構造):建築の構造・構造計算に関する問題

  • 学科V(建築施工):建築の施工に関する問題

 設計製図

  • 主に木造の店舗兼住宅関係が多い(制限時間内に要求される図面を作成)

二級建築士

学科

  • 学科I(建築計画):建築計画に関する問題

  • 学科III(建築法規):建築の法律に関する問題

  • 学科IV(建築構造):建築の構造・構造計算に関する問題

  • 学科V(建築施工):建築の施工に関する問題

設計製図

  • 主に木造の住宅関係が多い(制限時間内に要求される図面を作成)

二級建築士の合格率は?

 

では、二級建築士の合格率はどのくらいなんでしょうか?

一級建築士・二級建築士・木造建築士を比較してみます

一級建築士

  • 学科 約19%   製図 約43%   トータル合格率 約11%

二級建築士

  • 学科 約36%   製図 約54%   トータル合格率 約26%

木造建築士

  • 学科 約61%   製図 約67%   トータル合格率 約40%

参考にしてみてください

建築士は、3年以内に1回定期講習を受ける必要がある

 

二級建築士ははもちろん、建築士事務所に所属するすべての建築士は

3年以内に1回、定期講習を受けなければなりません

平成20年11月28日より、義務付けされています

さまざまな問題により、建築士には厳しい条件が増えていっています

講習といっても、ただ話を聞くだけではなくテストもあるみたいです

ただ、ほとんど合格できるみたいですよ

(ちなみに落ちた場合は、また受ける事もできます)

まとめ

 

二級建築士とは、建築士に分類される国家資格の事です

よく司法書士・行政書士・弁護士の登竜門で、宅建があがりますよね

二級建築士は一級建築士の登竜門といって良いと思います

二級建築士をとる為には、7年間の実務経験が必要です

しかし、建築の学校を卒業する事により、免除又は実務経験の短縮が可能です

二級建築士をとることで、建築物の設計や工事監理ができるようになります

将来、設計事務所・建設会社を持ちたいと思われる方には必要不可欠な資格ではないでしょうか

独立は考えていない、という方にも手当として優遇されたりもしますので

建築の仕事をしていく上で、非常に役立つ資格といったところでしょうか!

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